新年度を迎える時期には、ご事務所の今後について考える先生が多くいらっしゃいます。
後継者問題や事業承継、M&Aに関するご相談を受ける機会が多くなります。
今回は、事務所の後継者問題に悩む税理士の先生が、M&Aによる事業承継でハッピーリタイアされたお話です。
事務所の拡大
その先生は都内で開業してから20年間、実績と信頼を積み重ねてお客様を増やしてきました。
職員の人数も徐々に雇用できるようになり、事務所を順調に大きくしてきました。
引退を考える年齢
先生が50代半ばに差し掛かったころ。
毎年の繁忙期をはじめ、次第に体力面で厳しくなり、現役を続けることに限界を感じ始めていました。
先生にはもうすぐ大学を卒業する息子さんがいて、就職して手がかからなくなったらタイミングを見て現役を退きたいと考えていました。
後継者問題で引退できない
それから5年…。
先生はまだ現役を続けられていました。
息子さんは大学を無事卒業して就職もされたのですが、事務所の後継者問題により先生は引退できずにいたのです。
先生は、
「あと何年繁忙期を乗り越えればいいんだろう…」
「早く引退してゆっくり過ごす時間がほしい…」
悩みながらも事務所を閉じるわけにいかず悩んでいました。
メルマガからのご相談
そんなとき、私のメルマガを見てご相談をいただきました。
さっそく先生とお会いしてお話を伺うと
「できるだけ早く引退をしたいのですが、事務所を引き継いでくれる人がいません。既存の顧問先や職員には迷惑をかけたくないのですが、荒波を立てずに早期に引退できる方法はないでしょうか」
とのこと。
そこで私は先生にM&Aによる事業承継をご提案し、必要な要件を確認しながらご要望に合う譲受事務所をお探ししました。
M&Aによる事業承継でハッピーリタイアに成功
その結果およそ半年後に、新拠点を探していた税理士法人に引き継いでもらうことになました。
当初の希望通り、顧問先や職員の雇用を守ることができました。
こうして先生は無事に所長を引退することができたのです。
ハッピーリタイア後の生活
今では、事務所を譲り渡した際にできた資金で、同世代の仲間と趣味のゴルフを目いっぱい楽しんだり、奥様と好きなときに好きな場所へ旅行に行ったりするなど、リタイア後の幸せな生活を送っていられます。
「会計事務所M&A支援協会」には先生方の課題・お悩み別に合わせた、たくさんの解決手段があります。
- 後継者問題により引退できない
- 急な諸事情で事務所を閉じなくてはいけなくなった
- 事業承継を前もって準備しておきたい
といった悩みをお持ちの先生は、お気軽にご相談ください。